塗料の種類と説明
水性型塗料と溶剤型塗料のメリット・デメリット
水性型塗料 | 溶剤型塗料 | |
メリット |
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デメリット |
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水性・溶剤型塗料の耐候性比較グラフ例
※SK化研参照
水性型シリコン樹脂塗料
促進耐候性試験(キセノンランプ)水性型シリコン樹脂塗料

上の図の青いグラフは水性型シリコン樹脂塗料の耐候性を表すグラフです。1500値では75%まで低下しています。
溶剤型シリコン樹脂塗料

上の図は溶剤型シリコン樹脂塗料の耐候性を表すグラフです。水性型シリコン樹脂塗料と同じ1500値で比較するとブルーのグラフ溶剤型シリコン樹脂塗料の光沢保持率は95%以上です。水性型シリコン樹脂塗料で当てはめると黄色のグラフのポリウレタンが近くなりますが、溶剤型シリコン樹脂塗料グラフはグリーンのグラフとなり、耐候性が2〜3倍異なります。
※仮に水性型塗料のお見積り金額が50万円だったとしても溶剤型塗料で4倍の200万円にはなりません。
1液型と2液型
水性・溶剤塗料には1液型と2液型があります。1液型は水やシンナーで希釈するだけで硬化反応し硬化剤の調合が不要な為、作業効率の向上と安価な塗料となるため経済的です。
2液型とは主剤と硬化剤を指定の比率で調合して使用する塗料です。耐久性・機能性・塗膜形成という面では、1液型より2液型の方が優れています。また、主剤と硬化剤を合わせた塗料は硬化するため、翌日には使用できなくなり作業効率低下と残材処分が増えます。
2液型とは主剤と硬化剤を指定の比率で調合して使用する塗料です。耐久性・機能性・塗膜形成という面では、1液型より2液型の方が優れています。また、主剤と硬化剤を合わせた塗料は硬化するため、翌日には使用できなくなり作業効率低下と残材処分が増えます。
1液型塗料(溶剤) | 塗料+シンナー |
2液型塗料(溶剤) | 塗料+硬化剤+シンナー |

確かな施工技術で適切に塗料を使い分けることができます。
塗料の種類

塗料は、基本的にアクリル樹脂・ウレタン樹脂・シリコン樹脂・フッ素樹脂からできており、樹脂は『ボンド』の役割をはたしています。
樹脂に顔料等を加えて塗料となり、耐久性の良い順にフッ素・シリコン・ウ レタン・アクリル樹脂となります。
塗料=着色顔料(色)+樹脂(ボンド)
樹脂に顔料等を加えて塗料となり、耐久性の良い順にフッ素・シリコン・ウ レタン・アクリル樹脂となります。
塗料=着色顔料(色)+樹脂(ボンド)
フッ素樹脂塗料 | フッ素樹脂塗料は耐久性・機能性に大変優れていますが、塗装工事において普及率が低いため、割高となっているのがデメリットです。 |
シリコン樹脂塗料 | 戸建・アパートの外壁塗装で一番使用されている塗料です。 フッ素樹脂塗料の次に耐久性が良くバランスの取れた塗料です。 |
ウレタン樹脂塗料 | 一昔前に普及していた塗料です。 シリコン樹脂塗料に比べて 耐久性は劣りますが、価格とのバランスでは優れた塗料です。 |
アクリル樹脂塗料 | 新築塗装や不動産関連の転売目的物件でよく使用されています。 価格は安価で耐久性が低い塗料です。 |
水性型塗料と溶剤型塗料
塗料には数多くの種類があり、塗料を大きく分けると、水性型塗料と溶剤型塗料に分けられます。
水に溶ける塗料を水性型塗料、シンナーで溶ける塗料を溶剤型塗料といいます。
水に溶ける塗料を水性型塗料、シンナーで溶ける塗料を溶剤型塗料といいます。
水性型 | 水性系塗料は、取り扱いがしやすく、作業性に優れています。 また、価格も溶剤系に比べ安く、臭いもしないという利点があります。 欠点は、溶剤系に比べると耐久性・耐候性が悪いという点です。 |
溶剤型 | 溶剤系塗料は、耐久性、耐候性に非常に優れており、車や船、家具などの生活で使われているほとんどが溶剤系塗料が使われています。 欠点は、水性系塗料に比べ扱いにくく、作業性が悪い、価格が高い、シンナーの臭いがするといった点です。 |